ばね指の手術
火曜日・木曜日、ばね指の手術を行っております。
ばね指とは手指に起こる腱鞘炎(けんしょうえん)のことです。
指を曲げる腱(屈筋腱)とそれを包んでいるのが腱鞘(ストロー状)で、何らかの原因で腱鞘に炎症を起こし、腱鞘が厚くなり、屈筋腱と腱鞘がスムーズに動かなくなります。
一般的には親指が最も多く、又50代から60代の女性に比較的多く見られ、朝、起きぬけに指が曲がった状態になり、伸ばせないなどの症状があります。
又、指の曲げ伸ばしの際、引っかかったようになり、悪化すると指が曲がったまま動かなくなったりします。
軽い症状の方は、湿布・軟膏などの外用薬、リハビリ、注射(ステロイド剤)などで軽快します。症状の重い方には手術を勧めます。
巻き爪の手術
鬼塚法
巻き爪、陥入爪の手術として標準的なものとは、部分抜爪です。どういう手術かというと、巻き爪の端の部分を切り取って、爪の幅を狭くします。見た目、短冊状になります。
末節骨の骨膜も同時に手術で切り取る事によって、新しい爪が生えてこなくなるのです。爪を取った後、縫合し、約2週間後に抜糸をしてから入浴が可能となります。
巻き爪用クリップ
患者さん自身で取付け取り外しの出来る新しい巻き爪矯正器具、巻き爪用クリップがあります。
爪の先端を4つのクリップで挟みそれらと一体となったバー部分の弾性で爪を矯正します。いままで巻き爪矯正に使用されていた超弾性ワイヤー(ニッケルチタンワイヤー)は加工が難しいのが欠点で線材、板材しか存在しませんでした。そこで銅、アルミ、マンガンを使って複雑な形に加工が出来る新しい超弾性の合金が開発されました。
粉瘤腫(アテローマ)の手術
当院では粉瘤腫(アテローマ)の摘出手術を行なっております。
粉瘤腫(アテローマ)とは、新陳代謝によって表皮から剥がれ落ちる垢などの老廃物が、皮膚内部(真皮)に溜まることによってできる良性の皮下腫瘍です。
理論的には、皮膚がある部位であればどこにでも生じますが、実際に多くみられるのは、顔面や体幹です。
特に顔面の場合の摘出手術では、露出部(見えている部分)なので、手術後の傷跡をいかに小さくキレイにできるかがポイントの一つです。
当院では、形成外科的手技を駆使してできるだけキレイに仕上げるようにしています。