頚椎症性脊髄症

頚椎症性脊髄症について

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頚椎症性脊髄症の原因

姿勢が悪かったり、歳を取って老化がすすんだりすると、椎間板が変形したり骨が角張ってきたりします。この変形部分や、とげのように尖ってきた骨によって、脊髄が圧迫されることが原因で起こると言われています。脊髄が圧迫されると、手や足をはじめとした様々な部位に影響を及ぼします。転んだり、交通事故にあってしまったりなどして、首に外側から強い衝撃が加わって脊髄が傷つき、頸椎症性脊髄症になってしまうことも少なくありません。

頚椎症性脊髄症の症状

肩から腕にかけて痛みを感じたり指の先に痺れを感じたりします。痛みはそれほど酷くない人から激痛を感じる人までいるようですが、特に上を向いた場合に症状が酷くなると言われています。痛みや痺れの他に日常生活に支障を及ぼす症状としては、字が上手く書けなかったり、ボタンを留めることが難しいなど、手先を使った動作がしにくくなるという事があげられます。さらに上手に歩くことが出来なかったり、転びやすいなど、歩行に問題が生じる場合もあります。

頚椎症性脊髄症の治療方法

筋力が特別低下していなかったり、日常生活に支障をきたすことがなければ、枕や頸椎カラーを使用して首が後ろにそってしまわないよう注意しながら症状が軽快するのを待ちます。この際、安静にしておくことや、必要に応じて薬を用いることで症状が緩和されます。人によっては膀胱や腸に障害が起こることもありますが、その場合には薬が処方されます。筋肉の状態や症状の重さによっては手術を行うこともありますが、手術を行う必要がないことが多く、ほとんどの患者さんは適切に薬を使用しながら自然治癒で治っています。

首・肩の症状

その他部位の症状