疲労骨折について
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疲労骨折の原因
疲労骨折の原因は、弱く小さな力が同じ場所に継続して加わったことにより骨にひびが入ったり骨折にいたる場合もあります。選手側の原因として準備運動をきちんと行わないことにより筋肉がほぐされていない状態での負荷のかかった運動や、体の柔軟性が偏っていると無意識に同じ場所に負荷がかかってしまいます。環境側の原因としては、無理なトレーニングスケジュールや負荷のかけすぎ、練習や競技する場所が硬すぎたり、逆に柔らかすぎるのも原因の一つになります。
疲労骨折の症状
疲労骨折は競技の種目によって異なる場所で発症します。その部位は腰椎、上腕骨、肋骨、中手骨、有鉤骨、中足骨、脛骨の痛みや隆起、腫脹などがあり、運動を始めた時に痛みが強くなりますが、時間の経過と共に痛みが軽くなり、運動を終えてからまた痛みが出始めます。痛みに波がある状態で、運動していない時はほとんど痛みはありません。通常の骨折とは違い、痛みが継続するものではなく、小さな力が繰り返し加わることによってひびが入ったり、骨折に至る場合もあります。
疲労骨折の治療方法
患部に負荷を与えず自然治癒のため安静にします。スポーツなどの激しい運動などは中止してください。無理は禁物です。必要に応じてギブス・テーピングなどの固定を行い、場所によって異なりますが数週間安静にした後は徐々にリハビリを開始します。日常生活で少しずつリハビリを進め、段階を追って徐々に運動を再開します。運動ができるようになっても、同じ場所に疲労骨折する可能性もあるので、準備運動やトレーニングメニューなどを再確認する必要があります。
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