足関節果部骨折(脱臼骨折)について
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足関節果部骨折(脱臼骨折)の原因
足関節果部骨折(脱臼骨折)とは、何らかの原因で足関節に強い外力が働いた場合に生じる、足関節部(頸骨、腓骨、距骨)の骨折をいいます。原因としては、階段や高いところからの転落、足を踏み間違える、穴に足をとられるなどして足を内側にひねり、足の甲の外側に体重を大きくかけたことで起こります。逆に、足を外側にひねって起こることもあります。外力のかかる方向により、様々な骨折や靭帯損傷を組み合わせた病態になります。
足関節果部骨折(脱臼骨折)の症状
足関節果部骨折(脱臼骨折)の症状としては、足関節部での痛みや腫れ、皮下出血、外反変形、内反変形などがあります。足関節果部骨折を起こした直後は非常に強い痛みがあり、足を着いて体重をかけることができなくなります。その後すぐに足首が腫れてきて、赤く熱を持つようになります。時間が経過するとともに腫脹が憎悪し、水泡が形成されていきます。骨折が重度の場合は開放性骨折となって出血することもあり、腫れが強い場合は阻血性壊死に陥ることもあるので注意が必要です。
足関節果部骨折(脱臼骨折)の治療方法
足関節果部骨折(脱臼骨折)の治療方法としては、主に保存療法と手術療法とに分けられます。骨折のずれが少なく(2mm以下)、徒手整復で正常な位置に戻れば、ギプスによる外固定で安静を図る保存療法を行います。ギプスによる固定は約3週間程度で、その後は取り外しのできる装具に変更して運動を開始します。そして、骨がついたことをX線で確認してから、体重をかけた運動を開始します。骨折のずれが大きく(3mm以上)、整復位が得られても不安定性が強い場合や整復位にならない場合は、手術が選択されます。
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