デュピュイトラン拘縮について
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デュピュイトラン拘縮の原因
「デュピュイトラン拘縮」の原因は不明とされています。
手のひらの内部にある「腱膜」が厚くなり、手のひらから指にかけてコブのようなものができ、皮膚がひきつって伸ばしにくくなります。
手掌腱膜(しゅしょうけんまく)への小さな外傷の繰り返しで起こるのではないかという説もあります。
デュピュイトラン拘縮の症状
手のひらや指が伸びなくなったり変形したりする病気です。通常、痛みはなく、腫れなどもありません。
薬指、小指に多く見られる症状ですが、他の指や足の裏にも発症する場合があり、両手に発症する例もあります。発症する箇所は、指先の関節ではなく、指先から2番目にあたる関節と指の付け根の関節です。
40歳以降(特に50代~60代)の男性に多く見られ、男女の比率は7:1くらいです。
デュピュイトラン拘縮の治療方法
薬や注射で有効と認められている治療法はありません。
症状が悪化して日常生活に支障が出るようになると、手掌腱膜を切る手術が必要となる場合があります。手術は手掌腱膜をすべて切除する場合と、患部だけを切除、手術する場合があります。
リハビリにも時間を要するため、手術は重症化する前に行われることが望ましいです。
手術の際、神経を損傷せずに行うことが困難なケースが多いため、マイクロスコープなどの設備の整った病院で手術を行うことで、神経の損傷を防ぎ、軽減できる可能性が高くなります。
手術後に再発することもあります。
肘・手の症状
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